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結局はね

日本代表が良い試合を魅せる。
相手が強豪国でも、自国の個性を出し、かつ、勝利も得る。
勝利出来なくても、観ていてフラストレーションの貯まらない試合をする。

以上、理想ですね。
で、今の日本代表を考えると、取り巻く環境(マスコミなど)の煽りってのが悪害であるってのは此処でも何度も書いて来た。
ジーコが駄目とか、左サイドがとか色々言われてるし、僕もそう思う。
でも、実際はもっともっとシンプルな事なんでしょうね。
答えは単純!「Jリーグのレベルと魅力のアップ」。

スペイン、イングランド、イタリア、ドイツ。。。
例外は在るけれど、自国の選手は自国のリーグでしのぎを削る。
レベルが高い国に産まれて、その国で育ち、プレーして、代表に入る。
ま、当たり前の事ですね。
でも、やっぱり、自国のリーグのレベルが高く、南米の選手達も集まって来るって環境は、やはり選手の成長のレベル(成長に求められるレベル)も高くなる。

で、日本はどうかと考えると、まだまだ、レベルが高いって認識は出来ないのが現状。
本当のトップレベルの選手から観たら、それほど魅力はないだろうと思う。
Jのチームに移籍って視点でも、観戦ってところでもね。
そうなると、Jに所属してる選手達は、本当のトップレベルの選手の力を体感する事は少ない。
代表にも勿論影響する。

ヨーロッパがなんで何処の国もほとんどが「弱いと言えるレベルの国」ってのが少ないか?
在る意味、南米でもそうなんだけれどね。
移籍するにしても、それほど遠くはないし、UEFA CL や UEFA CUPなんかも在って、各国リーグの力の差を計る、体感する機会が当たり前のように在る。
南米なら、リベルタドーレス杯なんかがそうかな?。
重複するからこの際、欧州だけで考えてみると、弱小国と言える国の選手が、欧州戦で力の差を知り、そこに到達しようとする。
到達したら強国のクラブチームがほっておかない。
移籍する。
で、移籍した選手が代表で呼ばれても、自国には直ぐに帰れる。
疲れも少ないし代表の練習でもコンビネーションを磨いたりも勿論、容易くなるだろうし、他の選手達も力の差を感じてる選手は多く居るだろうから、海外組の選手の持ち帰った「プラスα」を吸収しようとする。
+の相乗効果。

日本はどうか?と言うと、やっぱり「島国、井の中の蛙」って思う。
Jやアジアでは良いプレーを魅せ、代表でもやって行けると豪語するけれど、実際にはそう言う選手はレベルの高い国、チームを相手にすると普段のプレーすら出来ない選手が多いように思う。

欧州や南米の選手も自国以外でプレーする選手は多く居るって事も、そう言う国の選手って、きっと元々の選手のレベルが高いから、フィットするのだろう。
例えばブラジルやアルゼンチン。

考えてみたら、日本って国がWCで好成績を残す事は、まだまだ時期尚早なのかもしれない。

ヒデや俊輔、小野、稲本、ヤナギや高原、大久保、大黒、松井、中田コ、名波と言った海外の力を肌で知ってる選手が、日本に帰って来て、その力の差を後輩達に教えて行く。
その「経過地点」に今やっと立つ事が出来たって言えると思う。
言うなら、先にあげた選手達が、少年サッカーであろうが、高校、大学、JFL、Jであろうが指導者になって数年経って、やっと、Jのレベルをあげる事が出来るのではないか?とか考えてみた。

因に、僕は日頃から日本代表の事を厳しく書いてる。
でも、やっぱり、日本も、日本らしさを魅せながら、強くなって欲しいと願う。
そう考えると僕も「流石の海外組」とか「行けるぞ!決勝トーナメント」なんて書いて煽るマスコミに乗せられていたって言えると思う。
実際はまだまだ、そのレベルにはないのに。
で、過度な期待感を受けて選手も堅くなり過ぎて(在る意味選手自身が自分を過大評価してて)普段の実力も出せない。
本当はもっともっと「失うものはないから、ドーンとぶつかって胸を借りる」ってもっと気を楽に、色々とトライする事が今は(しばらくは)重要なような気がする。
それが例え代表への当落線上の選手であったとしても。
ミスが目立たないように、長所を魅せるより短所を魅せないって選択では、きっと何も「伸び」ない。

アジア人のフィジカルで世界にひけを取らないサッカーは可能か?
難しいかもしれない。
けれど、南米の中堅国、エクアドル、パラグアイ、なんかの選手は、それほど日本人と変わりはない。
実際に中田ヒデや小野は自分の長所や短所を経験から知り、経験から自分を活かす術を見付けている。
稲本は、パワーってところでは日本人らしくないけれど、そんな稲本も身体の使い方、ボールタッチ、展開の早さへの慣れ、は海外に出てから際立って良くなった。

Jが、JFLが、少年サッカーがもっと盛り上がらないと、日本のサッカーの形は見えて来ないような気がする。

Jリーグ百年構想。。。
確かに百年は考えておいても良いかもしれないし、それでも無理かもしれない。
でも、可能性はあると思う。
海外のリーグで、親善試合でなく本気の闘いを知ってる選手達が、自分の経験を踏まえて、「日本人ならこう言うサッカーをするべきだ!」って確信を持ってして指導する姿を期待してる。

因に、僕の考える日本が目指すべきサッカーは「機動性とスタミナ」を活かし、走り回るサッカー。
走り回るって言っても、ボールポゼッションを高くして攻めてるようで休む、守ってカウンター、リズムチェンジして本気攻め、守る時は走り回ってプレスかけて、攻められてるのになんとな〜く失点されないってのを試合の中で使い分け、それでいて機動性を活かすってところかな。
南米の中堅国のように、さっと点とったら後は攻められてても、なんとな〜くいなして終わってみたら勝ってたって言う感じかな。

最後にオチとして
「やっぱブラジル、アルゼンチンは凄い!質、量ともに優れてるし、きっとDNAにサッカーの遺伝子は組み込まれてる。故に代表に呼ばれて長距離移動してもフィットする」
って思うけど、日本がブラジルとアルゼンチンのようになるとは、、、思えね〜〜〜w

僕がこの世から消えてからでも、夢としても願うけれど。
by trequartista5 | 2006-03-25 16:23 | 06 WCに向けて!
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