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光と闇あれこれ

日曜日!
僕らには「明日がお休み」の合い言葉。
やっぱ、なんか気分が上がる!それがfuckin sunday !

昨日、早い目に部屋に戻って、借りていた「25時間」ってのを観た。
監督がスパイク・リー。
昔はスパイク・リー作品良く観ていたけれどここんとこご無沙汰だったのでどんな感じの映画か知らないままに(パッケージの裏の説明で大体は把握してたけど)。
ん〜、深い!。
途中で主人公役のエドワード・ノートンが鏡写る自分の「光」に向かって「闇」な感情をぶちまけるシーン。
やっぱこの人は巧い。
監督の演出も役者の台詞のフレーズも、テンポが良くてそれでいて闇のイメージの連続放射。
人間の生活なんてモンは光と闇のバランスで構築されてて、それがどう「出てるか」ってのだけで好転したりまたその逆も。
観終わった後、当たり前の事をもう一度、違う角度で観れた気がした。
スタイリッシュな映画。。。
クラブのシーンなんかもこの前観てて途中で寝る事選択した「溺れる魚」とは大違い。
全ての洋画のクラブのシーンが良く出来てる訳では無いけれど、邦画のそう言ったシーンって、出演者のプロモも兼ねてるのか、興味を吹き飛ばす演出なのが多い。
最近の邦画も面白いのは増えて来てるとは思うけれど、なんか体制が古いってのがそう言う「サブカル」「アングラ」な描写を観ると感じてしまいます。
ま、クラブのシーンが有るか無いかで観る映画を決めてる訳では無いけれど、何とかならんのかな〜。
話戻って「25時間」。
とにかく、良く出来てる映画ですた。
友達や親、恋人なんかの人間関係の生み出す疑い、信頼、んで人って?ってのも巧く放り込んであって、それでいて説教じみてない(押し付けてはいない)。
また、良いと思える映画を観たくてレンタル屋に行くのでしょうね。
例え「レンタル中」の表示が並びまくってても懲りる事無く。

で、今は昼の3時前にこれを書いてます。
今日は昨日予約をいただいたお客さんをカットしてますた。
京都らしく「法依屋さん」の奥さんでした。
個人でやってる会社の奥さんになるのですが、やっぱり経営ってのはどこも大変らしくて
従業員のボーナスから同じく社会保険の負担、退職金の積み立て等々。
で、旦那さんが社長さんな訳だけれど、いくら社員の事を考えてやっていても、会社を経営している立場の人と社員の立場とではやっぱ、見方が全然違うらしくて。
雇っている方は銀行に借金こさえてボーナス払っても「少ない!」とクレームが出る。
会社は目一杯。
で金額なんかも話してくれたけど、このご時世にそれだけの金額を年に2回払える会社が在るのかって額で。。。
勿論僕も働いてる時には「もっと給料プリーズ!」とか思ってたけれど、余程の悪徳企業でない限り、やっぱ「感謝の気持ちの共有」ってのが大切だと思う。
小屋を経営する事でやっぱその辺りは前よか少しは見えて来た。
でも、結局そのお客さんとの会話の結論は、、、「行政が悪い!」って事で落ち着いた。
今の政治ってのはとことん「金持ちだけのもの」。
日常を乗り切る事で多くの労力を消耗する一般市民の事等考えてるとは思えませんな〜。

その次ぎに来てくれたのは少し前に「小屋のロゴマークがなんかテクノ好きっぽいから」ってな理由で入って来てくれた「クリエイター(打ち込み系)」の男性の紹介の女性。
入って来た瞬間に「お!同じ匂い!」って感じのする女の子。
すっごく髪が長くて、個性的なスタイル。
で、話聞いたら「カット代を削ってCD買ってしまいます」って。
うん、解る!解るよ!その感じ!(笑。
やっぱり世の中のカット料金って「高い」って感じてるようで。。。
だからって我が小屋の料金は安いかって言うとそうとも言えないと思う。
経費を考えて色々試行錯誤した挙げ句設定した料金だけれど。。。
で、やっぱ行き着いた事は「商売する=税金を納める事に一役買う」のも必要経費が高すぎる!。
何とかならないのかね〜。
そのお客さんとの会話はそればかりでは勿論無くって、音楽の事とか仕事の事とか、色々話してました。
一つ勉強になったのは「ヘアスタイルなど本人の意識に因って素敵って価値観は一概ではない」。
昔友達で凄く個性的なカットを求める人がいたのだけれど、やっぱ「人と同じが安心」ってのが蔓延る世、「人と違っても自分が気に入ればオッケー」って人は居る事は居るけれど少なくなって来てはいる。
人と違うと思っていても、結局はどこかにカテゴライズされてはいる。
個性って?。
オリジナリティーって?。
結局は髪型も、服装も、「生き方」しか反映されないのではないか?って考えると「僕のこの仕事って?」って考える事もあります。
が、、、個人個人がどうであろうともその個人が個人的に喜べる要素を持つモノを創る事、提案する事なのだろうか?ってのが今の僕の「個人的」な感じ。

人の喜んでる顔を見る事が嬉しい=それも自己満足の形。
自分を好きだから人も好きになれる=人を好きだから自分も好き?。
結局は中心になるのは「自分」って事か。
いつも深く考えると出てくる「難題」。
昨日久しぶりの友達とメールでやり取り。
その人は「でも、そんな自分でもどっか自分の事好きでしょう?」って。
目から鱗だった。
そうそう、悩んでようが、単純に喜んでいようが、難しく考えて行き詰まってようが、それでもきっと僕は自分の事どこか気に入ってる(大笑。

一昨日の夜「京都に行くついでに自分はカット、彼女はパーマ。また行く前に電話するね」って友達から電話が在った。
僕は連絡在るまで「飛び込み」のお客さんを迎え入れる事は出来なかった。
結局、その人からの連絡は無かった。
なにげなしに電話して来たのだろうね〜。
気軽に「行けたら行くよ」って意味だったのかもしれない。
でもね、やっぱ僕、そう言う人は「苦手」だ。
そう言う自分を今は「好き」で居られるよ(笑。


最後に「25時間」の中の心に残った「粋」な台詞のフレーズを。。。

「友達にはシャンペイン(シャンパン)を!そうじゃないヤツにはペインを!」
by trequartista5 | 2004-11-07 16:03
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