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手のひらを太陽に

すすけた空から 急に君が落っこちて来たから
僕はとっさに身を翻し
君が落下するのをただただ眺めてた

開けっぴろげな空から 僕が急に落っこちたから
君はとっさに身を投げ出し
僕が地面に叩き潰される事を拒んだ

別にどっちでも良いのね
僕が落ちて来ようが 君が落ちて来ようがね
別にどっちでも良いのね
身を翻そうが 叩き潰されようが

ただ、残念で、でもやっぱり嬉しい事に
空は今日も空でしかなく


光が人の影を映し出すなら
僕は光が少ない夜を選ぶよ
見せたくないし 見たくもないからね

闇が人の光を際立たせるのなら
僕は闇が少ない昼間を選ぶよ
光が永遠には続かない事も知ってるからね

別にどっちでも良いのよ
光でも闇でも その時々で違うモノだから
別にどっちでも良いのよ
両方在って「なんぼ」だからね

ただ少し嫉妬するよ
自分の中に在る光に
なければ闇に住めば良いだけ

ただ少し後悔するよ
自分の中に在る闇に
なければ光がいつも眩し過ぎる

闇が闇しか産まない訳でもないし
光はより、闇を際立たせる

そもそも空は暗くても 輝きに満ちていても
ただの「イメージ」だからねー

手のひらを太陽に空かして見れば
刹那 何事も なんでもなくなる

そこに在るのは紛れもなく
自分の手
by trequartista5 | 2006-07-19 19:41 | 光と闇
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